鋸南町・保田漁港の岸壁に、保田漁協が直営する食事処「ばんや」がある。本館と新館の二棟。席数は数えきれず、休日は外に列が伸びる。漁協直営という一点が、この店のすべてだ。
看板は地魚海鮮丼。白い丼に白飯、その上に朝獲れの白身魚、赤身のマグロ、玉子焼き、薬味の小口ねぎとガリ。漁協が朝の港で受けた魚を、そのまま切って盛る。仕入れと提供の距離が、ほぼゼロの丼である。
品書きは広い。アジのたたき、サザエや地ダコの刺身、ばんや寿司、鉄火丼、海老天重、煮魚、焼魚。値は張らず、量はある。夏は新顔も出る。6月からは「メカブと夏野菜丼」(税込1,540円)が加わった。
客層は地元と観光が半々。鋸山の下山客、東京湾フェリーの行き帰り、近所の常連が同じ卓に並ぶ。観光地の海鮮店にありがちな構えはない。漁師の食堂である。
基本情報・アクセス
所在地は安房郡鋸南町吉浜99-5。営業は平日9時30分〜17時45分(L.O.17時)、土日祝は19時30分まで(L.O.18時45分)。本館は年中無休。隣に日帰り温泉「ばんやの湯」、広い駐車場あり。混雑時は受付名簿に記帳して待つ。富津館山道路・鋸南保田ICから車で約5分、JR内房線・保田駅からは徒歩圏。鋸山(日本寺)の登山や東京湾フェリー利用と組み合わせやすい。
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ばんやは、鋸南町で海鮮を食べるならまず候補に上がる大型食堂です。館山・南房総から北上する途中、鋸山観光、保田海岸、金谷方面と組み合わせやすく、駐車場や席数の面でも使いやすい施設です。
一方で、週末や連休は混み合いやすい場所でもあります。漁協直営の雰囲気を楽しむなら、食事時間を少しずらす、周辺の温泉や土産物店も含めて余裕を持つ、という組み方が向いています。