館山に「館山さんが」っていう料理があるんだわ。館山市が「Sea級グルメ」に認定したご当地グルメでね。元をたどれば房総の漁師料理「さんが焼き」だよ。同じ名前でも、店に入りゃ出てくる姿が全然違うんだ。自分で焼くやつ、御膳仕立て、丼、老舗の一品——いいかい、この食べ比べがまた楽しいの。今日は館山さんがを出す4軒を、仕立ての違いで紹介するよ。
そもそも「さんが焼き」ってなんだい
さんが焼きってのはね、アジやイワシを味噌と生姜、ねぎで叩いた「なめろう」を焼いたもんだよ。漁師が船の上でなめろうをこさえて、余りを持ち帰って焼いて日持ちさせたのが始まりって言われててね。焼くと味噌が香ばしく立って、生のなめろうとは別モンになる。館山市が決めた「館山さんが」の条件はハッキリしてて、魚介・生姜・ねぎ・味噌を使うこと、加熱すること、メインの魚介は安房産を50%以上使うこと。産地と作り方を縛ってるぶん、店の個性は仕立てと魚の選び方に出るってわけさ。
1. 波奈総本店|地魚さんが焼き(老舗和食の一品)
1965年からやってる老舗の和食・鮨の店だよ。館山駅の西口から歩いて5分。ここのは「地魚さんが焼き」でね、使う魚はその日の水揚げで変わるんだわ。決まった一尾に頼らず、揚がった青魚をなめろうに叩いて焼く。老舗の仕事だから、味噌の量と叩き加減で魚の脂をちゃんと受け止めてくれるのさ。宴会も接待も受ける本格和食だから、しっかり飲み食いしたい夜に向くよ。冷やの地酒があれば、味噌の効いたさんががちょうどいい肴になるやつだね。
公式Instagram:@hanatateyama1965/公式サイト
2. 館山なぎさ食堂|房州さんが焼御膳(御膳仕立て・各日10食)
渚の駅たてやまの中にある食堂でね、館山湾に面してて海まで0分っていう立地だよ。網元直送の魚を使ってる。ここは「房州さんが焼御膳」——さんが焼きに刺身、汁物、小鉢、ご飯まで付いた御膳仕立てで、各日10食限定なんだわ。単品じゃなく一食の献立に組んでるのが、他とは違うとこだね。海鮮丼やパスタも並ぶ観光向けの食堂だけど、さんがはちゃんと主菜として据えてある。併設のなぎさ.cafeでジェラートも出るから、館山湾の景色とあわせた昼にちょうどいいよ。
公式Instagram:@nagisa_syokudou/公式サイト
3. とまや食堂|自分で焼くさんが焼き・さんが飯
北条海岸の前にある地魚食堂だよ。令和2年の7月に船形漁港のふれあい市場から移ってきた店でね、近くの船形漁港で揚がった地魚を使う。ここのさんが焼きは自分で焼くスタイルなんだわ。焼き加減はあんたの好みで決めな。白飯の上で崩して醤油をたらしゃ「さんが飯」ってやつになる。焼きから食べ方まで手を動かすぶん、料理の成り立ちがそのまま体験になるのがいいとこだね。事前に言っときゃ伊勢えびやあわびも用意してくれるよ。定休は水曜と木曜だから、そこは気をつけな。
4. 鮨匠なか川|富士さんがドン!(そぼろ仕立ての丼・各日5食)
1939年創業の鮨屋。館山駅から歩いて3分だよ。醤油ベースのとろみのある秘伝のタレで握る房州鮨の店でね、握りは江戸前の1.5倍近い大きさの田舎鮨なんだ。ここのさんがは「富士さんがドン!」。館山の海岸から見えるダイヤモンド富士をイメージした丼で、さんがはそぼろ仕立て。地元の米・卵・のり・地魚を使う千産千消の一杯で、デザートまで付くよ。各日5食限定で要予約だから、狙うなら電話しときな。地魚は館山と房総の漁港、米は鴨川の長狭米コシヒカリ、のりは富津産、自家焼玉子は館山の養鶏場の鮮卵——素材の産地まで館山さんがの条件を丁寧に守ってるんだわ。
公式Facebook:南房総 館山 鮨匠 なか川
4店の違いと、行く前に言っときたいこと
同じ館山さんがでも、波奈総本店は老舗和食の一品、なぎさ食堂は御膳、とまや食堂は自分で焼く体験型、鮨匠なか川はそぼろの丼——ほら、仕立ての方向がまるで違うだろ。食べ比べるなら、この4本の軸で選ぶと違いが分かりやすいよ。なぎさ食堂は各日10食、鮨匠なか川は各日5食で要予約だから、数量限定・予約制の店は早めに動きな。値段も営業時間も店ごと・時期ごとに変わるから、行く前に公式で確かめときな。館山のランチ選びは館山のおすすめランチ10選、うなぎなら館山・南房総でうなぎが食べられる店4選も見てみな。