次に館山で大きいのはやわたんまち(安房国司祭・9月19日〜20日)、そのあとが館山地区合同祭礼(10月17日〜18日)だな。この記事は、みのこ踊りと御浜出がどういうものかを知りたい人と、来年の日取りを調べに来た人のために残しておく。
館山の西端・洲崎岬で、夏の締めくくりを告げる伝統の祭礼が洲崎神社例祭だ。2026年は8月20日(木)〜22日(土)に開かれ、21日に千葉県無形民俗文化財の「みのこ踊り」が奉納された。
みのこ踊りは洲崎神社に古くから伝わる奉納舞踊で、千葉県の無形民俗文化財に指定されている貴重な伝統芸能だ。21日はこのみのこ踊りとともに神輿渡御が行われ、祭礼の締めには「お浜出神事」として海上安全と大漁を祈願する儀式が執り行われるよ。
洲崎神社は太平洋を望む断崖に鎮座する古社で、漁師たちの信仰を集めてきた。夏の終わりに海を見下ろす神社で伝統の舞を目にする体験は、館山観光の締めに相応しい。
2026年の開催(終了):8月20日(木)〜22日(土)、みのこ踊り奉納は21日(金)/会場:洲崎神社(千葉県館山市洲崎1344)/アクセス:JR館山駅から路線バスで約30分(洲崎灯台下車)
みのこ踊りは「弥勒」と「鹿島」の二本立て
みのこ踊りってのはな、ひとつの踊りじゃない。「弥勒踊り」と「鹿島踊り」の2種類からなってる。昔はおとなの男が踊るものだったが、いまは小学生の少女たちが踊り手を務めるんだ。担い手が変わりながらも県の無形民俗文化財として残ってきた、そこがこの祭りの値打ちだよ。
圧巻は「御浜出」――148段を神輿が降りる
21日の締めが「御浜出(おはまいで)」だ。洲崎神社の石段は148段、傾斜はおよそ30度あって、土地の者は「厄払い坂」と呼んでる。この急坂を、担ぎ手が神輿をもみながら降りてくる。見上げると神輿が空から降りてくるように見えてな、これを撮りに来るカメラマンが毎年並ぶんだ。降りた先の浜で、海上安全と大漁を祈願する神事が行われて祭りが締まる。
見物するなら足元に気をつけてくれ。石段は急で、当日は人も多い。洲崎は路線バスの本数が限られるから、帰りの時刻を先に調べておくことだ。
会場:洲崎神社(千葉県館山市洲崎1344)/アクセス:JR館山駅から路線バス約30分「洲崎神社前」または「洲崎灯台」下車/問い合わせ:館山市観光協会 TEL 0470-22-2000
祭りの日以外の洲崎神社
例祭は年に一度きりだが、洲崎神社そのものは通年で参拝できる。断崖の上に鎮座する古社で、148段の「厄払い坂」は祭りの日でなくても登れるよ。ただし祭礼期間を外すと、みのこ踊りも御浜出も見られない。境内と海の眺めを目当てに来るなら、それでいい。石段は傾斜がきついから、履物だけは気をつけてくれ。洲崎は路線バスの本数が限られるので、行きも帰りも時刻を先に調べておくことだ。
来年の日程を調べるなら
当年の日程は、館山市と館山市観光協会のページに夏前までに出る。去年の日付をそのまま当てにせず、その年の告知で確かめてくれ。みのこ踊りの踊り手は地元の小学生の少女たちが務めるから、担い手の都合で内容が変わることもある。館山の祭礼全体の並びを先に知りたいなら館山・南房総 夏祭り・伝統行事まとめ、秋の祭礼は秋祭り・伝統行事まとめにまとめてある。
出典(2026年8月30日確認)
- 館山市|洲崎神社例祭
- 館山市観光協会|洲崎神社 みのこ踊り(弥勒踊り・鹿島踊り、踊り手、御浜出の石段148段・傾斜30度)
- 館山市観光協会|洲崎神社祭礼
- 館山市観光協会|イベント案内(2026年8月30日時点で夏の祭礼の掲載が終了し、やわたんまち9/19〜20・館山地区合同祭礼10/17〜18の秋の行事に切り替わっていること、延期・順延の告知が無いことを確認)