夏の祭りが終わっても、安房の秋はまだ本番が控えてる。9月の「やわたんまち」に10月の「館山のまつり」、千倉じゃ料理の神様に庖丁を捧げる神事もある。2026年の秋、館山・南房総で何がいつあるのか、まとめて並べておくぞ。
2026年の秋祭り・伝統行事 早見表
| 日程 | 祭礼名 | 場所 |
|---|---|---|
| 9/19(土)〜20(日) | 安房国司祭 やわたんまち | 館山市・鶴谷八幡宮 |
| 10/10(土) | ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA | 館山市・海自館山航空基地 |
| 10/17(土) | 高家神社 秋の例大祭・庖丁式奉納 | 南房総市・千倉町 |
| 10/17(土)〜18(日) | 館山地区合同祭礼「館山のまつり」 | 館山市・館山城下 |
| 11/23(祝) | 高家神社 新穀感謝祭・庖丁式奉納 | 南房総市・千倉町 |
※日程は各主催の公式情報をもとにした2026年の予定。荒天や運営判断で変わることがあるから、出かける前に公式で最終確認してくれ。
① 安房国司祭 やわたんまち(9月19日〜20日)
安房地方最大の例大祭だ。1000年以上の歴史を持つ「国司祭」の流れを汲んでいて、安房各地の神社の神輿10社が鶴谷八幡宮に集まる。二日目には北条地区の5基の山車と御船も加わって、境内は立錐の余地もなくなる。人出はおよそ10万人、県の無形民俗文化財だ。
日取りは「敬老の日の前の土・日」と決まっていて、2026年(令和8年)は9月19日(土)・20日(日)。鶴谷八幡宮の公式告知に出ている確定日程だから、予定はこれで組んで大丈夫だ。
会場:鶴谷八幡宮(館山市北条1691)/アクセス:JR館山駅から徒歩約15分
→ 由来・見どころ・当日の回り方はやわたんまち2026の詳しい記事にまとめてある。行くならこっちも読んでいってくれ。
② ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA(10月10日)
祭礼じゃないが、館山の秋の恒例行事だから入れておく。海上自衛隊館山航空基地の一般開放イベントで、2026年は10月10日(土)10時〜15時。例年は航空機の飛行展示・地上展示、装備品展示、広報ブースが並ぶ。ヘリの実機を間近で見られる機会は少ないから、子ども連れにも人気だ。会場は海上自衛隊館山航空基地(館山市宮城)。
③ 高家神社 秋の例大祭・庖丁式奉納(10月17日)
知ってるか? 千倉の高家神社(たかべじんじゃ)は、全国でも珍しい料理の神様を祀る神社だ。祭神は磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)。だから料理人や食品関係者の信仰を集めていて、年に3回、四條流の「庖丁式」が奉納される。
庖丁式ってのは平安時代の宮中行事を再現した神事でな。烏帽子・直垂をまとった庖丁人が、右手に庖丁、左手に真魚箸だけを使い、鯉や鯛に一切手を触れずにさばいていく。所要は約30分。まな板を叩く所作には食材に喝を入れる意味があるとされる。見ていて息を呑む儀式だよ。
10月17日は「秋の例大祭・庖丁式奉納(旧神嘗祭)」にあたる。場所は高家神社(南房総市千倉町南朝夷164)。問い合わせは0470-44-5625。
④ 館山地区合同祭礼「館山のまつり」(10月17日〜18日)
大正7年(1918年)から続く、館山城下・七社十二地区の合同祭礼。地元じゃ「たてやまんまち」で通じる。神輿6基・曳舟2基・山車4基が城下に繰り出して、通りが歩行者天国になる。担ぎ手の掛け声とぶつかり合う神輿の迫力で町じゅうが沸き立つんだ。
ここ、間違えやすいから言っとくぞ。合同祭礼はかつて8月1日・2日にやっていたが、令和7年(2025年)から10月第3土曜・日曜に変わった。2026年は10月17日(土)・18日(日)だ。昔の記憶で8月に行っても、もうやってない。ただし青柳・上真倉・沼・宮城・笠名の各地区は、これとは別に8月上旬に地区単独の祭礼をやる年もある。
もうひとつ、地区の顔ぶれも変わってる。昔は八社十三地区だったんだが、大賀区が少子化で青年会が休会になって出祭できなくなってな。令和5年の合同祭礼からは七社十二地区だ(大賀区は今も別日に自前で祭礼をやってる)。
参加するのは青柳(日枝神社)、上真倉(神明神社)、沼(天満神社)、柏崎(国司神社)、宮城(熊野神社)、笠名(神明神社)、そして新井・下町・仲町・上町・楠見・上須賀の6地区が氏子となる館山神社。この館山神社ってのが少し特別で、大正12年の関東大震災で諏訪神社・厳島神社・八坂神社の4社が倒壊しちまったため、氏子たちの協議で4社を合祀し、昭和7年に新しく創建された神社なんだ。震災からの復興そのものが、この祭りの形に刻まれてるってわけよ。
会場:館山城下(館山市内)/アクセス:JR館山駅から徒歩圏/例年、下町の交差点から館山小学校の交差点までが交通規制され、城山公園前は歩行者天国になる。ただし夏開催から秋に移ったぶん規制時間も見直されている可能性がある。以前の8月開催時の時刻を当てにせず、2026年の規制区間・時間は公式か館山市観光みなと課(0470-22-2544)で確認してくれ。
⑤ 高家神社 新穀感謝祭・庖丁式奉納(11月23日)
秋の締めくくりがこれだ。10月17日の秋の例大祭とは別の行事で、11月23日は「新穀感謝祭・庖丁式奉納(旧新嘗祭)」。その年の新穀に感謝を捧げる祭事で、ここでも庖丁式が奉納される。10月に行きそびれたなら、こっちを狙うといい。会場は同じく高家神社(南房総市千倉町南朝夷164)だ。
祭りに出かける前に
秋の安房は日暮れが早い。夕方から夜にかけての提灯明かりは昼と雰囲気がガラッと変わるから、時間に余裕があるなら明るいうちと日が落ちてから、二度のぞいてみてほしいところだ。それと10月とはいえ日中は動くと汗ばむ。羽織るものを一枚持って、飲み物は切らさないようにな。
祭礼当日は会場周辺で交通規制が入る。駐車場も限られるから、公共交通機関をうまく使ってくれ。夏の祭りを探してるなら2026年版 夏祭り・伝統行事まとめ、花火なら南房総の花火大会まとめもあわせてどうぞ。
公式Facebook:館山のまつり(館山地区合同祭礼) / 公式X:@tatemati_13
出典(2026年8月26日確認)
Photo: Saigen Jiro (CC0) / Wikimedia Commons