【館山市】館山城と里見氏の歴史|南総里見八犬伝の舞台を歩く

📷 みゃー / Wikimedia Commons CC BY 3.0

観光・レジャー 📅 2026年5月26日 02:55

【館山市】館山城と里見氏の歴史|南総里見八犬伝の舞台を歩く

館山に住んでると「八犬伝って聞いたことあるけど、よくわからない」って人が意外と多い。もったいないんだよ、これ。館山城に上がってみれば、この街の底に流れる歴史がぐっとリアルに感じられるから。

里見氏って何者?

戦国時代、安房国(今の千葉県南部)を約170年にわたって支配した一族が里見氏だ。源氏の血を引く名門で、上杉氏・後北条氏と渡り合いながら房総を守り抜いた。最盛期には上総国(千葉中部)まで勢力を伸ばした、れっきとした大大名だよ。

居城を稲村城から館山城に移したのは、里見義康の時代、1591年のこと。館山湾を望む丘の上に城を構え、眼下に城下町を作った。その城下町の形が、今の館山市街地の原形になってるんだ。知ってた?

1614年に里見氏は改易(お家断絶)を言い渡され、館山城は破却された。170年間守り続けた房総の地を、こうして去ることになったんだ。ここだけの話、この終わり方を知ると、あの天守から見る海がちょっと違って見える。

南総里見八犬伝って何?

里見氏が滅んでから約200年後、江戸の読本作家・曲亭馬琴がこの里見氏を題材にした大長編小説を書いた。それが「南総里見八犬伝」だ。

1814年から28年かけて書き続けた、全98巻。「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の玉を持つ八人の剣士が、里見氏の危機を救うために活躍する物語で、江戸時代のベストセラーになった。馬琴は晩年に失明しながら、息子の嫁に口述筆記させて書き続けたという、執念の作品でもある。

館山城(八犬伝博物館)に登ってみよう

今の館山城の天守は1982年に建てられた復元建築で、中は八犬伝博物館になってる。八犬士の甲冑を模した展示、馬琴直筆の資料、浮世絵など、意外と見ごたえがある。

城山公園の山頂、標高約70mから見下ろす鏡ヶ浦(館山湾)の景色は本当に美しい。晴れた日は富士山も見える。ここに立って「ああ、里見氏もこの景色を見てたんだな」と思うと、なんかじんとくる。春(2月下旬〜4月)には桜が約460本咲いて、歴史と絶景と桜が一緒に楽しめる。

館山城(八犬伝博物館)
営業時間:9:00〜16:45(最終入館 16:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
入場料:大人 400円 / 小中高 200円
駐車場:無料(130台)
アクセス:JR館山駅東口からバス「城山公園前」下車 約10分
公式サイト:tateyamacastle.jp