南房総市が、宿泊税の導入に向けた「南房総市宿泊税条例(案)」について、パブリックコメント(市民意見の募集)を実施している。募集期間は令和8年6月26日から7月27日まで。宿泊税は、宿泊者に負担を求める法定外目的税で、市はその使いみちを観光振興に限る方針を示している。
税額案は1人1泊200円
市の宿泊税検討委員会は、千葉県が導入を進める県の宿泊税(1人1泊150円)に、市独自分50円を上乗せする案をまとめた。合わせて1人1泊200円となる。県税分と市税分を宿泊施設で一括して徴収する形が想定されている。
使いみちは観光振興、「花畑の再生」に重点
市は、宿泊税を「魅力ある観光地を創造し、交流人口の拡大を地域経済の活性化につなげる」施策に充てるとしている。検討委員会の議論では、事業規模を約6000万円と試算し、そのうち最も多い約2000万円を、南房総の観光を支える「花畑の再生」に充てる見通しが示された。
意見を出せる人・提出方法
意見を提出できるのは、市内に住所がある人、市内に事務所・事業所を持つ個人や法人、市内の事業所に勤める人、市内の学校に通う人、市税の納税者など。提出は、窓口への持参、郵送、ファクス、電子メールで受け付ける。様式や提出先は市公式サイトの募集ページで確認できる。
導入の時期は、条例の制定後に正式に決まる。宿泊税は観光客が負担する税だが、税収の使いみちは地域づくりに直結する。住民として意見を伝えられる期間は7月27日まで。
問い合わせ
制度案の概要資料や意見の提出先は、南房総市のパブリックコメント募集ページに掲載されている。