【館山市】沖ノ島はなぜ陸続きになった?館山市立博物館が『関東大震災資料調査報告書』を発行
沖ノ島公園、知ってるか? 今でこそ歩いて渡れるけどな、あれ、もともとは海に浮かぶ離れ島だったんだよ。陸続きになったのは大正12年(1923年)9月1日の関東大震災。あの地震で館山一帯の地盤がぐいっと持ち上がって、高ノ島と沖ノ島の間の浅瀬が顔を出した。館山ってのは、この100年で日本でいちばん土地が隆起した場所のひとつなんだ。
相模湾を震源にしたマグニチュード7.9のあの地震、安房は震源に近くてな、被害は相当なもんだった。2メートル以上も地面が上がった場所もある。今の館山の海岸線の風景は、あの揺れが作り直したと言ってもいいくらいだ。
その関東大震災を地元の資料から見つめ直した一冊が出たぞ。館山市立博物館の『関東大震災資料調査報告書』だ。A4判カラー78ページ、市内に残る記念碑や痕跡、52枚の写真や絵はがきで、被害の様子や復興へ向けた動きを伝えてる。展示が終わった後も調査を続けて、まとめたものだそうだ。
価格は1,500円で博物館本館で販売、市の図書館や公民館でも読める。市内の学校にも配ったってよ。足元の地面に刻まれた震災の記憶を知ることが、これからの防災・減災につながる——そういう一冊だな。一度手に取ってみな。