館山市の宿泊消費、県平均を大きく下回る|観光協会の2025年度調査、「食」を軸に単価向上へ
館山市観光協会は、2025年度の観光データ調査の結果をまとめた。5月28日(木)に館山市内で開いた通常総会で、今後の観光施策の基礎資料として会員に示した。
調査によると、市内の観光消費総額は約229億円。一方で、宿泊客一人あたりの消費額は約3万8900円にとどまり、県平均の6万9700円、全国平均の6万4100円を大きく下回った。
宿泊客の内訳は、宿泊・交通費が2万6000円、飲食・土産代が1万2900円。来訪者数そのものより、一人あたりが地域でいくら使うか、という「消費単価」に課題があることになる。
協会は、今後の方向性として、来訪客数の拡大だけでなく、地域内消費の底上げと、地元産品の調達率向上を挙げた。とりわけ「食」を観光資源として位置づける。
生産者の物語や食材の背景を伝え、付加価値を高めることで消費の拡大につなげたい考えだ。海と山の幸がそろう館山で、「食と癒やし」の独自性をどう打ち出すかが問われている。