【富津市】FRDジャパンの陸上サーモン養殖プラントが操業開始|年間100万匹規模、安房に雇用波及も
千葉県富津市で、国内最大級の陸上サーモン養殖プラントが動き出した。運営はFRDジャパン(本社・さいたま市)。富津中央インターチェンジの南約2キロ、館山自動車道沿いに整備した「富津ファーム」である。
同社によると、稚魚の育成施設が完成し、2026年2月に操業を開始した。年間の出荷目標は約100万匹・3500トン。成魚の育成施設と加工場の完成後、2027年4〜6月の出荷開始を予定する。
特徴は、天然の海水を使わない閉鎖循環式の陸上養殖だ。バクテリアを活用した独自のろ過技術で飼育水を循環させ、水質を保つ。海面養殖に比べ、立地や天候の制約を受けにくい。
国や県も注目する。5月下旬には鈴木憲和農林水産大臣と熊谷俊人千葉県知事が富津ファームを視察した。鈴木大臣は食料安全保障の観点から期待を示したと伝えられている。
同社は、養殖の技術職、設備の管理・点検、加工場の作業スタッフ、事務・管理部門など幅広い職種で採用を進める。富津は安房地域の北隣にあたり、館山・南房総からの通勤圏。雇用面での波及が見込まれる。