館山発ベンチャー「さかなドリーム」と岩井富浦漁協が拓く新養殖魚「夢あじ」|2025年豊洲出荷・テレビ全国放送
暮らし・行政 📅 2026年6月6日 00:14

館山発ベンチャー「さかなドリーム」と岩井富浦漁協が拓く新養殖魚「夢あじ」|2025年豊洲出荷・テレビ全国放送

南房総市富浦町の岩井富浦漁協で、館山市に本社を構えるスタートアップ「株式会社さかなドリーム」(2023年7月設立)が、世界初のハイブリッド養殖魚「夢あじ」の事業化を進めている。地元発のバイオベンチャーが大学・漁協と連携した取り組みとして、全国的にも注目を集めている。

「夢あじ」はカイワリと南房総産の金アジ(マアジ)を掛け合わせた新品種で、東京海洋大学の吉崎悟朗教授らが開発した技術で生まれた。2024年5月に富浦漁港で養殖が開始され、同年12月にブランドが正式発表された。マアジの約1.5倍の速度で成長し、「カイワリの上品な風味」と「金アジの脂のり」を兼ね備えるのが特徴とされる。

テスト販売では鮮魚小売店で連日即完売、ミシュラン星付きの寿司店や和食店からも高評価を得ているという。2025年3月1日には日本テレビ系「満天☆青空レストラン」で取り上げられ、全国レベルの認知度を獲得。2025年は豊洲市場へ7,000〜10,000尾の出荷を計画している。

さかなドリームは2025年にシリーズAラウンドで10億円を調達(累計約12億円)。「夢あじ」の量産体制整備とともに、新魚種の研究開発を加速。静岡県沼津の漁協とも連携を発表しており、館山発の養殖技術が他地域へも広がりつつある。

南房総は文化庁100年フード認定「南房総うまアジ」のブランドでも知られるアジ料理文化の中心地。伝統と革新の両輪で、地域漁業の未来を切り拓く動きが本格化している。詳細はさかなドリーム公式サイト(sakana-dream.com)または公式X(@sakanadream0703)を参照されたい。

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