安房一の宮・安房神社の例大祭|8月9日〜10日、神輿と山車が出る房総の夏
知ってるか?館山の南、神戸(かんべ)地区にある安房神社はな、安房国一の宮。延喜式にも載る古い社で、祀られているのは天太玉命(あめのふとだまのみこと)だ。この神さまが阿波(徳島)から黒潮に乗って渡ってきて、この安房の地を拓いたっていう話が、社名の由来にもつながってるんだよ。
その安房神社で、毎年8月9日と10日に例大祭が行われる。9日の宵宮は子ども神輿が出て、10日の本祭では神輿と山車がくり出すんだ。古くから「磯出(いそで)の神事」とも呼ばれていてな、海辺に集まって神さまを迎えた、はるか昔の言い伝えにつながる祭りなのさ。
普段は静かな杜が、この2日間だけは太鼓と掛け声で沸き立つ。なんでこんな山あいに一の宮があるのか――そんなことを考えながら参道を歩くと、房総の成り立ちが見えてくる。境内は森に囲まれて夏でも涼しいから、お参りがてら寄ってみな。